理事長 渡久山博美

医療法人博心会 理事長 渡久山博美のブログです。

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半年を振り返って

この半年を一生懸命生きただろうか?有限なる生命をいとおしく思いつつ自分を大事にして生きただろうか?心も身体も健やかだっただろうか?自問自答してみる。
我々の仕事は、ディスアビリティーチャレンジャー(disability challenger.ハンディキャップ(handicap)とは言わない)の手助けをすること。障害者という言葉はどうもネガティブだ。ディスアビリティーをもっていようが、生きて、生きて生き抜く自分の夢に向かって生きているのだ。認知障害があっても心は病んでいない。認知症は細胞のダメージであって心のダメージではない。心と脳細胞の関係を茂木健一郎氏が言うが、五感六感は脳細胞の動きで感じるものだが心はもっと奥深く根ざし知情意を司るものであろう。認知症の人は何を想って生きているのであろうか?認知スケールで完全に測れるのだろうか?認知症という病の実態は、その人の生きてきた人間史の集大成であると思われる。
遺伝子プラス環境は人間形成に大いに関係するが加えてその人間が何を学び知識から智慧を得て生きてきたのか?に起因しているのではなかろうか?ピンピンコロリは理想的な終焉である。が、認知障害、身体障害を持とうと燃え尽きるまで死につくまでチャレンジだ!病と闘って死ぬのだ!ポジティブに。ネガティブは駄目だ。只、食うて、寝て、出すだけではつまらない人生だ。人生、無為に過ごしているとやる気が無くなり終いにはチャレンジ精神を失うだろう。文字を読み、他人様の話を聞き考え反芻して己の糧となす。他力本願ではなく自力本願で生きんくことが幸福な人生ではなかろうか?「ワシダレ」、「アナタダレ」、「ココハドコ」などという見当識、認知障害。今しがた食べたことをしばらくすると忘れる記憶障害があろうとも完全に四六時中ボケているのではない。瞬時に閃く時もあるのだ。稲妻の如く。自分自身が痴呆ていることを知っているのです。怯えているのです。不安です。でも、チャレンジしているのです。助けましょう。力になってあげましょう。手を差し伸べて、眼を離さず。「大丈夫、何時も側に居て見守っているよ」と話して下さい。
認知障害のディスアビリティーは肉体的ディスアビリティーを遥かに凌駕しているものと思われます。癌にとりつかれたチャレンジャーよりも実態は惨いものです。いちるの望みを託して一生懸命チャレンジしている利用者の方を日夜支えていらっしゃる皆様に感謝します。

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