理事長 渡久山博美

医療法人博心会 理事長 渡久山博美のブログです。

てぃーだブログ › 理事長 渡久山博美
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 人間関係をうまく堅持、持続させていくには、相手様の立場、相手がなにを考えているのか?を想像、その背景を忖度することが必須であると思われる。自身が相手の立場だとどういう行動をするのだろうか?沈思黙考の域に入る。確かな答えが生まれるまでは言の葉を口にせぬが良いのではなかろうか?なまじっか、生半可、なま半端で発言してしまうと取り返しのつかないしっぺ返し、ひいてはその対象とする人との距離が深まり、いや、それどころか人間関係に歪み、皹が生じる。一度出した言葉は戻らないのである。人様の話しや行動を聞いて、見て不確かな考えしか浮かばぬときは、相槌をうってミラーリングすることも一つの手法であろう。相手の話を聞いていや違うのではないかと思っても100%相手の話しの答えになってない時、自信が無い時は一時その場において同調することもあながち不要ではない。時間が経つとハッキリした答えがみつかることもある。静観する心の余裕が求められる。バリデーションは、相手に寄り添うことでお互いの人間関係を良好に保つ方法だ。辞書によると、確認する、強くする、認めるとある。相手と同じ高さの目線。例えば、相手が椅子に坐している時、自身は膝を折り、相手の目をみて、挨拶の言葉、〇〇さんコンニチワと優しい問いかけから始まり、握手ができたら大成功。次に、相手の両肩から上腕にかけて摩る。人間は、(いや他の動物もそうですが)手を当てて、撫でる、摩ると心地良いものです。頑なに口を閉ざし、心を開かない方でも調子の善い時を見図らって同様な接し方でいくとうまくいくことがある。皆様はどの様な手法で接近困難事例に対処しておられますでしょうか?  風薫る5月の風のように、さわやかで心優しい人間関係で有りたいものです。

H27,4

今月のトピックスは、「人生を学ぶ」としました。偉大なるお二方の闘病生活から何を学ぶか?お一人は、社会学者で女性のTさんです。もうお人方は男性で世界的免疫学の権威でいらっしゃる御高名の高い方です。レディーファーストで御紹介致します。1995年に脳出血を起こし自宅で突然倒られました。左半神麻痺を来し、幸いにも優秀なリハの先生に出会い杖と装具で歩けるようになりました。有料老人ホームで暮らすようになりましたが、車椅子からトランス時に転落、大たい骨頸部骨折受傷。オペを余儀なくされました。この時、思ったのは、自分が一番弱者であること、もっともっと弱者となって消えていく。と、強く自覚されたとの事。老いや病を嘆いているのではありません。体力が落ちていけばいくほど魂は高揚するということですとおっしゃいます。自由になる。自立して歩くことはできませんが、物を読んだり、書いたり人とお話は可能です。健康であって強者の立場で居た時よりもずっと心は安らかになられたと話されます。老いる程魂は高揚すると。権力欲、金力、名誉欲をかなぐり捨て自由になる。それまで見えなかったものが見えてくる。この事がとても嬉しいと。「今日一日を生かして下さいまして、ありがとうございます」と感謝なさいます。生きることの意味、それは、大宇宙の中に微小宇宙の自分がいること。即ち、大自然の中で自分というとても小さな存在が生かされている。ということを身をもって体現なされたとのことです。自然の中から生まれ、自然に帰っていく。これが生と死なんです。と悟られたと申します。生きるとは?何ぞや?人は誰でも可能性を持っている。ポテンシャルです。自分の中にある埋蔵資源をできるだけ発掘して、それに形を与えていく。これこそ生きるという意味であると。私共は、いろいろな方々から、人生を学びます。他の職業ではありえないことです。どのようにしてひとは、老いていくのか?お世話している利用者様は何を思い、考えていらっしゃるのでしょうか?我々は、何ができるのありましょうか?新年度が始まります。指示受け人間でなく率先垂範する人間でありたく思います。環境を生かして環境に生きる。毎日が学びの連続と思います

 皆様、御承知の通り、財務省と厚労省の喧喧ガクガク論争の結果、今回の介護報酬は、2.27パーセント減額と決まりました。改定毎に聖域なき改革として減らされていく介護報酬に対し強い憤りを感じます。高齢者虐めです。高齢者の尊厳、人格を守るよう強く、時に要求、義務、強制ずける半面、安部政権は介護者の意見に耳を貸しません。口では高齢者の皆さんは、今日の日本の繁栄を築き、太平洋戦争後の日本の復興に多大なるご尽力を尽くされました。戦後70年という節目に当りB29で爆撃された東京等を初め、各地の廃塵と化した街の様子をTVで見ると高齢者の皆様方が粉骨砕身、努力されたことが如実に解ります。とりわけ、沖縄における地上戦は20万人もの尊い生命、貴重な財産を焼き尽くしました。この惨劇を生き抜き、平和を取り戻したのです。とは言うものの、ならば手厚く高齢者の老後をサポートしようという意図が微塵も見えません。一方で、軍事力強化、大手企業優遇税制など独断と偏見で国民に見せざる、言わざる、知らせざるの三ザル方式で迫っております。結果、格差拡大が更に進行しつつあります。景気回復と叫んでおりますが、目に見えて実感出来る域に達しておりません。全老健は署名運動、国会前でのデモ行動で懸命に悪法鉄槌を掲げ猛反発しました。沖縄県は予定以上の署名を集め中央事務局から賛辞を戴いております。御協力を戴いた皆様に御礼を申し上げます。
 さて、今後、どの様な対策を講じなければならないでしょうか?利用者様の数を増やすしか道はありません。どうすれば利用者様の数は増えるのでしょうか?職員全員、一人一人が危機感に燃えて一丸となり懸命に努力する以外道は有りません。事務局の皆さん、厨房の皆さん、業者の皆さんにもパンフレットを提示して是非勧誘をお願いします。世の中、GIVE AND TAKEです。全員、当苑で仕事をなさる全員が営業をしなければならないのです。棚からボタ餅は落ちてきません。黙って手をこまねいていては何も始まりません。行動しましょう。与えられた仕事のみやっていればいいという考えは捨てましょう。生活がかかっているのです。
マンネリ化は怖いマイナス要因です。どうすれば今の利用者さん以上に人が集まるか?今のこの施設で何が足りないのか?常に自問自答を繰り返し、口伝えに利用者さんが友達を引っ張って来る様な雰囲気を作れるか?他の施設の職員さんと合う機会もおありでしょう。当苑の宣伝をして欲しいのです。色々あると思います。無ければ作って下さい。前向きに建設的に皆で頑張りましょう。貴方自身がこの施設の代表であり顔なのです。日頃、他の医療、介護、保健施設と利用者様、そのご家族とカンファランスをもつ事も多いかと思います。その様な場を利用して是非、当方にご紹介をお願いします。勿論、一生懸命なさっていらっしゃる事は存じております。この事態、この困難をお互い、報告、連絡、相談を繰り返して団結して行きましょう。重ねがさね宜しくお願いします。

 新聞は社会の教科書といわれます。世相を映す意味深い論説を毎日、読むことができます。今日は、その中でも、皆様もよく御存知のNHKアナウンサーで紅白歌合戦の司会を13回も担当した山川静夫さんの脳梗塞闘病記をご紹介します。66歳の時のオンセットです。横に成ってTVをみようとしたら、肘枕をしてた腕が突然、ヘナヘナと崩れた。口を動かすがろれつが回らない。構音障害である。EM車の中、そらんじてる歌舞伎「三人吉三」のセリフ「月も朧に白魚の・・・」をつぶやいてみる。しっかり覚えていた。その瞬間本能的に回復への一縷の望みに懸けようと思われたという。運よく、tPA血栓溶解療法でダメージは最小限に食い止められた。後遺症で話すことが出来なくなる「失語症」と宣告を受けるも「発生の力自体が失われた訳ではない」壊れた脳細胞は再生しなくとも、残る細胞のネットワークがそれを補う。「細胞は話し合う」を思い出し、懸命に自身でリハビリに取り組んだ。病院のリハでは満足せず自宅から本を取り寄せ読み続けた。曖昧なアイウエオの発音、直ぐに詰まってしまう言葉。自らの欠陥部分を徹底して治す。翌月、心不全、三ヶ月後、腸の手術、を受け、現役さながらに流暢にしゃべるように見えても山川さんにとっては、60%の回復だという。「穴倉の中の病魔と綱引きをしていた」。穴に吸い込まれそうに成っても綱を手繰り寄せ、手繰り寄せ病魔から少しずつ遠ざかる。某氏曰く「21世紀の日本では、個人が尊重される社会と世界最先端の超高齢社会が融合している。今から60年前、人生60年の時代なら、生きることだけを考えれば良かった。だが、何らかの病気、不調を抱えつつ80~90年の人生を全うしようとする現代、私達はどう生き、どう死ぬかまでそれぞれに考えなければならない。昔、人間は歳をとる前に死んで逝った。今は歳をとってから長く生きる。終活と言う造語が出てきた所以である。急速に発展してきた医療も万能ではない。病を患っても、山川さんの例を引く如く「回復力」の意味を自分なりに今一度、真剣に考える必要がある。そのことが納得と満足のいく人生を、生を実現するであろう。 

あけましておめでとうございます。
皆様に於かれましては、希望に溢れて新年を迎えられたことと拝察申し上げます。
New Year’s Resolution,一年の計は元旦にありと申します。年の初めにどの様な計画を立てられたでしょうか?竹に節があり、節数が増すごとに伸びていくと言われます。人間も人生の節目毎に高邁な道を歩んでいくのでありましょう。
 当苑の理念を振り返ってみましょう。
 Ⅰ、感謝。お互いが生かされていることは、親への感謝、先祖への感謝、社会への感謝です。宗教上では、山川草木、森羅万象に感謝と教えますが、そこまでは達せずとも、利用者様、そのご家族に感謝しながら、共鳴、共感を根底に寄り添う介護、看護、医療に尽くしていくことが大義であると思います。笑顔を絶やさず、言葉遣いに気をつけ、優しく、明るく、元気よくいきましょう。
 Ⅱ、利用者様の皆様は、心が沈み易く、身体的、精神的に落ち込むことが多いもの。かつて一生懸命働いて家族を支え、社会に貢献してきた輝いていたあの頃を想起し自信をもって豊かな老後、人生を過ごせるようなハード面、ソフト面から支援していくことが介護、看護に求められていると思います。
 Ⅲ、職場に於いては、お互い一人では何もできない事を自覚し、相手を尊重し合い助け合って協力していくことが活力に満ちた環境づくりに成ると思います。人間的にも、学問的にも切磋琢磨していくことが求められます。今年は、介護報酬改定の年です。介護士処遇改善は渇望していた事、只、もっと上げて欲しかったのですが、ひとまずソフトランディングとなりました。事業者には辛い、つらい措置でした。解決策は、質、量、共に職員全員が一致団結し、利用者様、御家族への更なる上質のサービス提供以外道は無いのであります。
 大平の施設も工事は着々と進行し4月か5月には完成、引き渡しの予定です。厳しい介護、看護、医療業界ですが夢を持って、力を会わせ、今がチャンスと邁進しようでは有りませんか。
今年も宜しくお願いします。

 Have you made a New Year's RESOLUTION?(あなたは、新年の抱負をたてましたか?)から、早一年がたちました。2013年の仕事納めで、私が目指すのは、CS(customer's satisfaction御客様満足度)SS(staff satisfaction職員満足度)ですと申し上げました。この事は、開業以来変わっておりません。如何にすれば、如何なるサービスを提供すれば利用者様は、そしてそのご家族は満足されるのでしょうか?職員の皆様も同様であります。そのようにして年月が経ってきた中で、こちら側からあれこれ悩むより当の御本人にお聞きすればいいのだ。ということを知りました。御本人が何を望まれますか?どういうご希望ですか?をお尋ねし、そのご希望に添えるように努める。100パーセント叶えて上げることは無理かもしれませんが、いや無理でしょう。人間のやることですから。人間は神様ではなく不完全なるもの。絶対、完全とは行かないでしょう。しかし、最大限出来得ることをやることに、人間の偉大さ、こころ、思い、愛情が有るのではないでしょうか?常ずね申し上げておりますように、傾聴、共感の気持ちが相手様に伝わることではないでしょうか。我々は、利用者様を観てるのですが逆に見られているのです。この施設に来たのだけど、どういうサービスをして貰えるのかなあー、どういう食事なのかなー?と観ておられると思います。立場が違えばお互いも同じでしょう。しかし、出来るだけ最善の力を尽くし介護、看護をしていけば必ず解って貰えると思います。人間の締めくくりの最後の大切な時間、を過ごされる方々の多いこの施設で、あー此処にきて良かったと思える施設。自分も年をとったらこの施設で過ごしたいと思える施設。そのような事を考えつつ、想い出しつつ、来年も更に上を目指し高まって行こうではありませんか?多様化する世の中で揉まれつつ、変化に対応しつつ、色々仕事も有りますが、いくら頑張っても人間は老いていくもの。寄る年には勝てません。人間の定理成れど、御利用者の皆様方から学ぶことが多くあります。崇高な人間、尊厳高い利用者様に尊敬の念を持ってお世話させて戴くこの生業に誇りを感じプロフェッショナルとして精励しようではありませんか?来年、4月頃に、大平が完成予定です。かつて私も、手術で悪いところを切除、薬を処方してハイ終わりという事をしてきました。その後の事に目を向けなかったのです。老健をはじめてからその後のことに大きな仕事が有ることを知りました。今から60年前、人は歳をとる前に世を去って逝きました。現在は、歳をとってもお元気です。寿命が延びました。健康寿命が延びましたが、反面、多重複合疾患も増え、自力で生活が出来ない方も増えました。そのような方々の手助けを杖と成って働ける我々の仕事を社会は要求しております。その信託にこたえ、更に質の良い介護、看護を目指して参りましょう。今年を振り返りつつ、来年に向けて更なる飛躍の年となるよう職員一丸となって一人は皆のために皆は一人のために支えあい選ばれる、望まれる施設として一致団結頑張ろうではありませんか?幸い、当施設には優秀なる人材が豊富でございます。更なる飛躍の余地が大きく広がっております。期待しております。今年の結びにこころから感謝し来る2015(平成27年)も宜しくお願い申し上げます

― November,10th,2014 ―

 諺です。「子供泣かすな来た道じゃけん、年寄り笑うな行く道じゃけん」子供が泣いてむずかっていると、優しく抱き上げてあやします。よしよし、よしよしと。言葉を発せない幼子は泣いて訴えます。何か不安なことや、不満が有るときです。強く抱きしめてあげて下さい。強く抱きしめることで愛されていることを認知し泣き止みます。特に夜間は。子供は見てるだけでも可愛く天使の様です。無垢の天使。天地創造の絵でよく見るように。特に笑うと可愛くて可愛くて、目に入れても痛くない程だというのはよく解ります。一方、年寄りはと言うとどうでしょうか?先が短く、希望も無く老いるのみの位存在でしょうか?生産能力を失ったときから何の取り柄もないのでしょうか?イエイエ違いますよ!ね!年寄りもかつては赤ちゃんだったのです。一生懸命生きてきたのです。苦難を乗り越えて、輝いていたのです。年寄りの皆さんのお陰で我々が有るのですから。年寄りに乾杯です。年寄りも子供も皆、世界にたった一輪の花、なのです。
 「バリアー」を超えて。
 日頃、皆様が御自身の持ち場のみならず、他部署にも出かけられて協力されておられる事を拝見し感謝しております。食介、御風呂あがりの手伝い有難うございます。事務所の皆さんも、支援相談員の皆さん、栄養課も全職員が多忙のなか時間を作って下さいまして御利用者様と接して下さりありがとうございます。介護職の仕事と言って任せきりでなく、ケアマネージャーの皆様にもお願いしたいと思います。御自身が紹介して入所された方がどうしていらっしゃるのかなー、元気かなー。当法人の施設では度の様な介護を持ち味、売りとしてサービスしているのかなー?気に成るとこですよね。現場、現場が大事、現場が一番、現場第一主義主義です。現場を知ることで他の施設にも自信を持って紹介できるのではないでしょうか?他の施設と比較検討されて当施設に有るもの無いもの、足りないもの、是非、御声を聞かせて下さい。こうすれば、ここを変えれば。色々、御意見を御持ちだと思います。報連相はお互いの基本です。主任会議、ケースカンファレンスで御意見を出して下さいませんでしょうか?
レク活動、映画鑑賞、カラオケ等などアイディアを出し合ってみては如何でしょうか?おひとりの利用者様を多方向から焦点を当ててみると色々な考えが出てくるものと思います。この利用者様だとこのような事を望んでいらっしゃるのでは?こうして欲しいと思われおられるのでは?とか。心の背景を読み取ることは介護の世界では外せないことだと思います。相手の立場で思う、考える事の大切さを痛感します。希望が叶うと心が落ち着き、安心して介護の手間も減ると思います。人の気持ちはその時その時で瞬時に変わります。その方の癖、日頃の仕草で心を読み取る。これは大変な事、経験の深く長い介護専門の方、正しくプロの技のみせどこでしょう。心の問題、心身の事等が複雑に絡み合い心模様に成る訳で難問中の難題です。日夜其の事に心を砕いておられる皆様に感謝の気持ちで一杯です。

 九月十四日、入所2F、3F。九月二十日、デイケアー。十月五日、グループホーム・デイサービスうちな~家合同敬老会が盛大に挙行されました。兄弟施設プラスはデイと同日でした。盛大の陰には多くの苦労が伴います。多忙な仕事の合間をぬって、舞踊、三味線、太鼓、軽妙酒脱のエイサーチョンダラー等など沖縄の祭りには欠かせない演武の数々でした。特筆すべきは、今年、当法人は十七年目になりますが毎年、毎とし駐車場の案内整理を担当されております比嘉事務長さん、宮里さん、渡久山部長さんに感謝申し上げます。御高齢の利用者様には見逃せない演目の連続でした。御堪能戴けた事は間違いないと密かに誇りに思います。当施設には多くのポテンシャルを秘めたスタッフが数多く居らっしゃることを確認しました。私の眼力が未だ足りないのであります。この事を強く感じました。ありったけの自分を全面に出して、力一杯発露、発現する。人生はそう長いものでもないようです。前期高齢者の若造が申しますのも失礼千万な事だと存じますが、光陰矢のごとしであります。仕事でも、行事でも、自主性を持って自己発現に取り組んで戴きたいと念願するものであります。御利用者の皆様のみならず、御家族の皆様もきっとお慶びなさったのではないでしょうか?これだけ大切に毎日ケアーを受けておられるのだと肌で御感じに成られたと思います。ほんとにお疲れ様でございました。来年も更なる盛り上がりを期待しております。繰り返しに成りますが、先月、申しました3Fでの感謝状「あなたの笑顔、微笑みに心が癒やされます。これからも宜しくお願いします」の文言には感動しました。こころの通った介護サービスでなくては口に出せません。日頃の「思い」が通底しているのだと解ります。2Fでは、立錐の余地のないほど人いきれの状態でした。盛会でした。GH、デイサービスうちな~家合同では御来賓の方々6名が御揃いでいらしてました。有り難いことです。仲間自治会、訪問看護の皆様でした。図らずも自治会の田場先生は、小生と介護認定審査会で御世話になった方です。琉舞も披露して戴きました。正しく、地域に根ざし、地域に愛され、地域とともに生きるGHの本髄であります。幕開けのかぎやで風、思い出のアルバム、当山学童クラブ、めでたい節、職員による余興508号線、じゅり馬、直塚さんのお弟子さん、仲宗根さんの古武道、2F入所のお孫さんが舞台に立つと御爺さんは涙を流し喜んでおられました。こちらまで感情移入、涙腺が緩みます。泣いたり、腹を抱えて笑ったり時間の経つのも忘れます。本年度最大のイヴェント敬老会が無事に幕を下ろし、忘年会、新年へと向かいます。寒露から大寒へと季節は変わります。人間の免疫力は低下し、抵抗力は下がります。とりわけ、御高齢者の皆様には油断大敵であります。先ずは、感染症。おかしいと思いきや隔離を考えます。手洗い、歯磨きを丁寧に。利用者の皆様は身体内に病気が潜んでいても症状と表に出ないことが多々ですね。日々の詳細な観察を専一に感謝とお願いを申し上げる次第でございます。宜しくお願いします。

 感動しました。感激しました。九月十四日、行われました2F、3F入所棟の敬老会は大成功裡に幕を閉じました。職員の皆様、お疲れ様でした。御苦労さまでした。敬老会は、当苑における年中行事の中で最大のイベントであります。ここに職員全員が一丸となって、一糸乱れず協力し成功に導いたことは、大きな慶びであります。利用者の皆様方の満面の笑顔、御家族の皆様から受ける拍手は我々の仕事に精励する日常の結果であり、更なる励みになります。日々、懸命に人生を意義あるものに、豊かな時間に浸るためにケアーを受けられる利用者様、ケアーを担当する我々としても笑顔に会える「ありがとう」の御言葉を戴けることは遣り甲斐に繋がります。人は誰でも老いる者。御世話される赤ちゃんも御高齢の方々も共に介護を要します。赤ちゃんには明るい長い未来があるからとか、高齢者は余命短いとかで差別は厳禁です。有ってはなりませぬ。人間の尊厳、一生懸命生きんとする努力は赤ちゃんも高齢者も同じです。人間皆、個性があり、一〇〇%完全ではありません。お互い助け合い、相互扶助の精神は人間社会において不可欠です。
 3Fは、友寄さんの司会で始まりました。派手さはなくとも、純で淡々とスムーズに会を進行されていてとても素晴らしかった。胸を打つものがありました。特筆すべきは、感謝状の贈呈であります。情愛のこもった記念になったこと思います。単に、貴殿は御長寿で敬老の日を迎えられました。おめでとうございます。ここに表彰いたします。ではなく、日頃は、優しい眼差し、笑顔で癒しをヒーリングを与えてくれて有難うございます。とか、モリモリ食べて元気に成りましょうとか。もう泣けてきました。窓際に飾った笑顔の写真、忙しい中でよくもここまでできるものだと感心しました。舞踊、余興は磨きを掛けて会を盛り上げて下さいました。有難うございました。2Fは、翁長さんの司会で始まり、野原真由美さんを先頭に勇壮な太鼓、エイサーの迫力に圧倒されました。チョンダラーの珍踊、元同僚の御参加感謝します。久場さん、米須さんはベテランの舞いを披露、平良部長一座の三村踊り、又吉様の伊佐ヘイヨー、腹を抱えて笑い楽しみました。総じて、今年の敬老会は、スムーズに粛々と進められ収穫の多いイベントでした。来年もまた多くの感動を与えて下さいますようお願いします。前準備、後かたずけ有難うございました

 毎日、毎夜、片時も目を離さず業務に精励されておられる皆様に深く感謝申し上げます。
今月は、全老健誌から引用しまして、日頃の安全対策、防止、事故を未然に防ぐにはどうすればよいか?を取り上げてみました。常ずね話していることの繰り返しになりますが、他施設の取り組みも参考にして、当苑の現場に活用していただければ幸甚に存じます。話を伝えることは、自身が思っていることを正確に相手に伝わったか?ということが問題です。職員間、御家族への情報の共有化は、お互いの信頼関係の構築に不可欠です。その意味では、日頃から利用者様の状態をつぶさに報連相すること。このこと以外に相互の理解を得る方法は無いのではないでしょうか?人間の生活に、仕事に100%完璧は有りませんし、事故を皆無にすることは出来ないでしょう。しかし、そうかといって、気を抜くわけにはいきません。最大限の努力が当然、求められます。事故が発生し、裁判沙汰に持ちこまれた場合。争点となるのは、どのように事故回避に向けて行動したのかが問われます。警察、検事はお前は間違いを起こしたのだ、お前は罪人だとの一点張りで攻めてきます。そのことに抵抗できるのは、事故が起こらないように努力はしたのだと言えるか?どうかです。不可抗力は有るにしても、人知の限りを尽くして仕事に当たる事。他に手だては無いでしょう。今回のセミナーでもその様な事が要点です。事前対応、事中、事後対応は組織全体で事に当りますが、その前に、やるべきことは、全知全能を持って業務に当たることであると結論ずけています。近年、医療、介護への関心事は高まっております。他方、利用者様の状態は重症化しております。120%の努力をもってしても、受ける側は、より高い質を求めます。我々も立場が違えば同様な事になるやもしれません。転倒の要因にFRAIL即ち加齢に伴う心身、筋力の低下、視覚、聴力を含む五感の廃用化、心血管系と多臓器不全が有ります。そのことについても職員間、御家族様とのインフォーメーション共有化が必須です。そして、事故の原因を分析する際は、犯人探しではなく、どの時点で事故は防ぐ事が出来たのか?を洗い出すことが大事であると述べております。                               
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